校区変更ではなく、少人数学級へ

吹田市は、校区変更よりも少人数学級の具体化を

吹田市教育委員会は9月1日より、HPで「吹田市学校規模適正化基本方針(素案)の意見募集について」としてパブリックコメントの募集を始めました。

この素案によると吹田市の児童・生徒数は、今後10年間は増加見込みで、その後は現在と同じ程度にまで減少するとしつつも30年後も現在と同じ規模を維持するとしています。また、「地域によって過大校や過小校が生まれので、教育環境の向上のために、学校規模の適正化を図らなければならない。国が推進する35人学級の実現のためにも過大校では教室が不足するので、このためにも適正化が必要である」と、通学区域の見直しを行う提案をしています。

過小規模校としては、山五小、過大規模校には、南小、千二小、千三小、豊一小、千北小、藤白小、千中。また準過大規模校として、千一小、千新小、片小、東山田小、南山田小、佐竹小、古小、桃小、一中などがあげられています。

素案では、様々な活動に使用する教室や支援学級不足、学童保育の増加で普通教室の確保が困難になっていると指摘し、上記の教室不足の解消に配慮も見せているようですが、これらの課題にこたえるとは明記していません。
さらに素案では、通学区域の見直しは示していますが、具体的にどのような見直しがなされるかは明確にせず、方向性だけを示しているものと言えます。

学校規模の適正化は必要ですが、最大の問題点は、校区は地域住民との結びつきが強く、校区変更にともなう自治会との調整をどのようにするのか、全く素案では示されていないことです。これでは、方向性は認められても、具体化は容易ではありませんし、保護者・市民がこの素案を検討するにも材料不足です。

しかも今、緊急に求められていることは、先の見えないコロナ感染拡大からこどもたちを守るために、密が避けられない教室を直ちにあらため、少人数学級を実現することです。
すでに近隣他市では独自に少人数学級の取り組みに動いています。吹田市でこうした取り組みがなされず、教室不足解消を理由に困難の大きい通学区域の変更という提案だけをしているのでは、実質的に現時点で何もしないということと同じです。吹田市は直ちに少人数学級の実現と、法基準にも違反している定員オーバークラスの解消を、具体的に今すぐ取り組むべきです。校区変更はその過程で考慮すべきことではないでしょうか。

 

この記事を読まれた皆さん、市素案についてのパブリックコメントに是非ご意見をお寄せください。〆切は9月30日までです。意見書の様式は自由で、あて先は kyokikak@city.suita.osaka.jp 吹田市 学校教育部 教育政策室です。詳しくは リンク先 をご覧下さい。メールの場合は、件名に「パブリックコメント」と記入し、 FAXの場合は06-6155-8077 吹田市 学校教育部 教育政策室 宛となります。

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA