コロナ感染拡大から子どもと教職員の命を守る緊急申し入れ

本日、全教吹田として吹田市教育委員会に、緊急申し入れ文書を届けました。


2021年8月30日

吹田市教育委員会
教育長 西川 俊孝様
全教吹田教職員組合
執行委員長 今村 紗矢香
コロナ感染拡大から子どもと教職員の命を守る緊急申し入れ

貴職にあっては、新型コロナ感染症流行の中で、吹田の子どもたちの教育に日々ご奮闘されていることに敬意を表します。
新型コロナ感染拡大が止まりません。子どもへの感染拡大も急増し、夏休み後の学校再開で感染が爆発する危機的な事態が懸念されます。しかし、学校では人との距離を十分にとれるスペースがありません。全国的に国の動きに先駆けて35人学級にする動きが始まっていますが、吹田では国の動き待ちで独自の施策はありません。今年は87学級が定員を超えて放置されています。そのため、十分距離をとった安全な教育活動が取れない状態になっています。
子どもたちにとって給食は大切ですが、教室で十分な距離を保てないため、マスクを外して給食は食べることは大変なリスクがあります。少人数学級で教室のゆとりがあれば安心して食べられる給食が過密学級の為に危険になっています。分散する等の工夫をしても継続して実施できるか困難も予想されます。
ストレスいっぱいの子どもたちの為に楽しい学校行事も行おうと工夫して取り組もうとしています。ところが、定められた通常授業時間数確保に縛られ思うような工夫が行えません。子どもたちに寄り添い実態にあった取り組みができるように、教育委員会は硬直した授業時間数確保の指導は行わないで、各学校の創意ある取り組みを応援してください。
感染拡大の中、子どもたちは感染の恐怖と闘って学校に来ています。この緊急事態で多忙であるとは存じますが、なにとぞ以下の要求事項を実現してください。

要求事項
1、吹田市での感染状況を注視し、専門家や現場の声を十分聴いて、臨時休校や分散登校、行事、部活動の扱い等柔軟な対応を行うこと。
2、陽性者が出た場合、希望者全員にすぐにPCR 検査を受けられるよう、保健所と連携して機敏な体制をとること。現場に届く検査キットは、子どもにあった検査方法をとり、教職員に無防備で検査させないこと。
3、定期的に教職員にPCR 検査を実施すること。また、こどもや教職員が、国の負担で、自宅でも毎週2回検査できる仕組みを国に要請すること。
4,感染症防止のため、子どもたちに不織布マスクを配るなど公衆衛生の強化を行うこと。
5,子どもたちの命を守ることを最優先に教育活動をすすめる立場を堅持し、子どもたちの豊かな学びを保障するために、硬直した授業時間数確保を学校に求めないこと。子どもたちに過度なストレスを強いるチャレンジテスト等は中止すること。
6,給食実施にあたっては、十分な安全対策を講ずること。
7,吹田市独自に少人数学級を実施すること。直ちに支援学級在籍児童・生徒も含めた定員オーバークラスを解消すること。
以上

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