吹田市では描いたモチ?? 感染症対策に関する対応について

吹田市教委は、コロナで2ヶ月も休校になったにもかかわらず、例年通りの授業時間数の確保を通知。文科省の通知もただのアリバイ作りか?

 文科省は、コロナ感染症の影響をふまえた特例として、今学年内に指導が終わらない内容を、次の学年または次々学年に移して教育課程を編成することができるとしてきましたが、その詳細が初等中等教育局長名で8月13日に通知されました。

 そこには、「学校教育が協働的な学び合いの中で行われる特質を持つことに鑑み、学校行事等も含めた学校教育ならではの学びを大事にしながら教育活動を進めていくことが大切であること等を踏まえ」、「特例的な措置」として単元を別学年に移すことができるとしています。

 そして、「教育課程の授業時数を下回ったとしても、そのことのみをもって学校教育法施行規則に反するものとはされない」といい、加えて「児童生徒の各学年の課程の修了又は卒業の認定に当たっては、弾力的に対処し、その進級、進学等に不利益が生じないよう配慮すること」としています。

 また、「異なる教科・科目等への指導内容の移行を可能とするものではないこと」や「児童生徒の発達の段階を踏まえる」こと、各年度の「児童生徒や教職員への負担が過重にならないよう留意する」、「内容の系統性や関連性を踏まえてあらかじめ組織的に検討を行い」、「計画的な編成・実施がなされることが必要であること」、「中学校及び視覚障害等特別支援学校の中等部については令和3年度から新学習指導要領が全面実施される」、「地域や家庭に対して丁寧に説明を行い、子供たちの「学びの保障」のための取組方針について十分に認識の共有を図ることが重要」であるなどと述べています。

■ 具体的なポイントをまとめると、次のようになります。
*指導内容を移行したら、学年間での引継ぎで児童生徒の学習状況を適切に共有せよ。
*転校生の場合も同様に、指導内容の漏れがないよう学習状況を共有せよ。
*転校先の学校は、必要に応じて個別に補習を実施するなどの措置を講じよ。
*内容について組織的に協議し、家庭と共有せよ。

【関連リンク】

■ PDFファイル (431kb)
「令和2年度から令和4年度までの間における小学校学習指導要領、中学校学習指導要領及び高等学校学習指導要領の特例を定める告示並びに特別支援学校小学部・中学部学習指導要領及び特別支援学校高等部学習指導要領の特例を定める告示について(通知)」(令和2年8月13日)
https://www.mext.go.jp/content/20200813-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

■ 文科省HPの「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index.html

■ 図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(5/26更新)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=5320

■ 幼小中高・特別支援学校に関する情報
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00015.html

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