まなびのポケット
「子どもに寄り添う教室・学校づくり~学校に行きづらい、教室に入りづらい子どもたちと向き合って~」
10月24日の午後。会場に集まった参加者の中には、教職員に加えて、スクールサポーター(茨木市)や教育相談員の方々の姿もありました。小学校、中学校からの事例レポート、そして甲斐真知子さん(NPO法人教育相談おおさか)のお話を聞いて、「ああ、うちの学校のあの子と同じ」と、何人もの子どもや保護者のことが頭をよぎりました。
「昨年度調査で、全国の不登校数は18万人余り。しかしさらに別室登校などを含め何らかの理由で学校に行きづらい子どもの数は100万人弱。学校の援助の基本は、様々な不安を和らげながら、支え励まし続けることです。」
穏やかに、しかしきっぱりと語る甲斐さんの言葉の数々に、新たな視点を与えられ背中を押してもらったように感じました。
講演後の意見交流では「そもそも母子分離を促した方がいいの?」「教員間の考え方の溝どうやって埋めていく?」など、話は尽きませんでした。