コロナ禍でもまだか少人数!!

外国ではコロナ対策として20人学級を10人にしたという話も伝わる中、日本でも少人数学級は必要という意識も高まり、ネット署名も取り組まれています。

 萩生田光一文科相は、8月4日「教員増や施設改修に一定の時間は必要」「やるとなれば、今までとはスピード感を変えて、しっかり前に進みたい」と改めて実現に意欲を見せ、報道向けのコメントで、文科省として「来年度からの段階的な実施も含め、検討したい」と考えを示した。当面、9月末の来年度予算概算要求が焦点になる。

参考:署名サイトchange.org

全教吹田 市議会への請願書(案)

        直ちに少人数学級実施を求める請願書(案)
                 2020年8月 日   全教・吹田教職員組合
吹田市議会に於いては、子どもたちの健やかな成長を願って、吹田の教育行政の充実に日々尽力されていることに敬意を表します。
 新型コロナウイルスの感染拡大で学校のあり方が大きく問われています。感染が収束する気配もなく、感染におびえながらの日常が続いています。学校再開で子どもたちが学校に戻ってきて、ようやく本来の学校に戻り始めています。しかし、休業期間中の学習の遅れを取り戻すためと子どもたちを心ならずも追い込む事態も起きています。これまで経験したことのない事態にどう対応していくべきか毎日手探りの日々が続き、子どもも教職員もストレスをためこんでいます。 今回の新型コロナ問題で、40人学級では三密を解消できないことが明白になりました。分散登校で、20人規模の学習集団がきめ細やかな指導ができ子どもたちにも教職員にとっても良いものであることを実感しました。今年度末までに吹田市でも児童・生徒用個人PCが配布されることが決まっています。このために現在でも狭くて密な教室に大きなPC用充電ロッカーも設置されることになっています。これでは密にならないようにすることは物理的にできません。
 自覚症状の無い感染者の急増で家族感染も増加し、子どもたちにも感染が広がり、学校が安全な場とは言えない状況になっています。こうした事態を防ぐためにも、国や、府の動きを見守るのではなく、吹田市でも直ちに少人数学級に踏み出してください。高槻市や豊中市でも独自予算で少人数学級を実現しています。吹田市議会でもぜひ少人数学級実現向け足を踏み出してください。 新型コロナ対応だけでなく、学校教育は、いじめ・不登校など様々な課題を抱えています。教職員の多忙化は進行し、過労死ラインを超える長時間労働など健康破壊・現職死などの不安も深刻です。いまこそ父母や子どもたちの願いにこたえる学校づくりが求められています。教職員がやる気を発揮して、「子どもたちのすこやかな成長のため」職務に専念できる職場環境をつくることが緊急に求められています。

  請願事項
1、国や府の動きを待つのではなく、直ちに吹田市独自に少人数学級を実現すること。
2、支援学級在籍児童・生徒を支援学級と通常学級の両方でカウントすることを復活させ、40人以上の学級を直ちに解消すること。(小学1、2年は35人以上)
3、PCR検査を希望する教職員や児童・生徒に受けさせることができるように吹田市独自にPCR検査体制を拡充整備してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA